1: ごまカンパチ ★ 2020/11/23(月) 14:12:09.41 ID:dODFwKT79 https://news.yahoo.co.jp/articles/ea4ff19eb2df004d5aa1d33848897382f9072a95  野生のハーブの香りがそよ風に乗って運ばれてくる。人の気配はほとんどない。 ここ、フランス南東端のグラン・バリー(Grand Barry)自然保護区では、欧州最大級の「再野生化」実験が行われている。 昨今、植樹による森林再生計画が人気だが、再野生化計画は、人が手を加えずに自然の働きに任せて生態系を回復することを狙いとしている。 国連(UN)の専門家組織「生物多様性および生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES)」によると、 地球上の全陸地は人的活動によって少なくとも4分の3は劣化している。 食料と資源への飽くなき需要が高まり、その結果、100万種以上の野生動植物が絶滅の危機にひんし、多くは数十年以内に絶滅すると国連は報告している。 米国の同様の運動に着想を得たグラン・バリー計画は、野生動物保護協会(ASPAS)の統括の下、森林に一息つく余裕を与えようとしている。 状況が特に深刻なのは欧州だ。土地が狭いわりに 人口が集中している欧州では、手付かずの自然が残っている場所はますます減ってきている。 フランクフルト動物学会(Frankfurt Zoological Society)のゾルタン・クン(Zoltan Kun)氏は、再野生化の目標は 「人が介入しなくても機能する生態系」をつくり出すことだと話す。 具体的には、間伐を行わず、種の再導入も全く、またはほとんどしない。一歩下がって、自然に任せるのだ。 プロセスは食物連鎖の一番下から始まる。森林の中で昆虫や小動物の生息数が再び増えるようになれば、草食動物や肉食動物、猛禽(もうきん)類の数も増える。 活動には、河川の小型の堰(せき)の撤去から、野生動物が道路の上や下を横断する獣道を突き止め、安全な通路を造ることまで、さまざまなことが含まれる。 ■気候変動対策にも期待される役割 ドローム(Drome)県に位置し、森林が1平方キロにわたって広がるグラン・バリー山地は、全長数キロの岩だらけの尾根に貫かれている。 森に入ると、そこかしこでかさかさと音がする。 シャモア(レイヨウとシカの交配種のような動物)、アカシカ、オコジョ、アナグマ、爬虫(はちゅう)類が動く音、数え切れない種の植物や花が立てる音だ。 上空では、イヌワシが戦闘機のように空を切って飛んでいる。ハヤブサ、ハイタカもいる。 この区域では魚釣り、狩猟、木材の切り出し、耕作、大きな集会、車の乗り入れが禁止されており、適用されている保護措置は、 国際自然保護連合(IUCN)の最も高い保護カテゴリーと同レベルで、国立公園よりも厳しい。 ここの植物相(フロラ)は、「放任」されている。 「木が倒れても、そのままにしておきます」とASPAS保護区のコーディネーターのクレマン・ロシュ(Clement Roche)氏は、倒れた木を指さした。 腐っていく木には、動植物が集まる。 ASPASディレクターのマデリーン・ルビン(Madline Rubin)氏は、グラン・バリー計画は「未来の原生林を再生する」ためのものだと話す。 再野生化は地域の生物多様性に役立つだけでなく、気候変動対策に関して重要な役割を果たすことを期待されている。 地球の温暖化によって気候変動が進む中、どの種の樹木が最も環境への適応力があるのかについては科学者らも手掛かりをほとんどつかんでいない。 自然科学の教授、ジル・レイ(Gilles Raye)氏は、再野生化は、その答えを導きやすくする一つの方法だと指摘。 「そのままほっておいて、どの種が最も持ちこたえるのか確認すればいい」とAFPに語った。 ※続きはソースで 引用元: ・【自然】欧州最大級「再野生化」実験、森を手入れせず放任するとどうなる? 仏 [ごまカンパチ★] 続きを読む 1: ごまカンパチ ★ 2020/11/23(月) 14:12:09.41 ID:dODFwKT79 https://news.yahoo.co.jp/articles/ea4ff19eb2df004d5aa1d33848897382f9072a95  野生のハーブの香りがそよ風に乗って運ばれてくる。人の気配はほとんどない。 ここ、フランス南東端のグラン・バリー(Gra...http://rss.rash.jp/img/b_025.gif