【北海道新聞/社説】 平和憲法の危機、アジア諸国との深刻な緊張を生む
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1: これをピンチと言わずして◆aoV9UPlvFw 2014/05/03(土)19:38:18 ID:3d7W6Wbqk
きょう憲法記念日 平和主義の破壊許さない
戦後日本の柱である平和憲法が危機に直面している。
安倍晋三首相は歴代政権が継承してきた憲法解釈を覆し、集団的自衛権の行使を容認する「政府方針」を、今月中旬にも発表する。
自衛隊の海外での武力行使に道を開くもので、専守防衛を基本とする平和主義とは相いれない。
9条を実質的に放棄する政策転換と言っても過言ではない。
首相はさらに、憲法が権力を縛る「立憲主義」を否定する。一国のリーダーが、国の最高法規をないがしろにする異常事態だ。
憲法の危機であり、アジア諸国との関係においても深刻な緊張を生むことになろう。
国民が敗戦から立ち上がり今日の社会を築く過程で、憲法は道しるべの役割を果たしてきた。
この意義を再確認しながら、次の世代へと間違いなく引き継がなければならない。
■「9条」空文化に狙い
わが国が攻撃を受けていないのに、反撃行動に出る集団的自衛権の行使は憲法上、認められない。
首相はこの憲法解釈を変え、集団的自衛権が行使できるようにしたい意向だ。
中国が軍事力を増強し、沖縄県尖閣諸島の領有権を主張していることや、北朝鮮の核・ミサイル開発が念頭にある。
だがそうなれば、自衛隊のあり方は一変する。専守防衛の組織から、海外での武力行使が可能な「米国の同盟軍」になるからだ。
侵略戦争の反省の上に制定された憲法9条はその意味を失う。
批判を受け、適用を一定の範囲にとどめる「限定容認」に傾いているが、歯止めにはなり得ない。首相は、先の日米首脳会談で
オバマ米大統領の支持を得たとして強引に突き進む考えだ。
わが国は世界の国々との絆を強めたいと願い、問題が起きても軍事力による解決を避けてきた。
しかし9条の枠組みを踏み越えた日本について、戦時中に被害を受けた周辺国はこれまで通り「平和国家」として見るだろうか。
70年近い戦後の歩みを変える危うさは歴然としている。
イカソース
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/537066.html
戦後日本の柱である平和憲法が危機に直面している。
安倍晋三首相は歴代政権が継承してきた憲法解釈を覆し、集団的自衛権の行使を容認する「政府方針」を、今月中旬にも発表する。
自衛隊の海外での武力行使に道を開くもので、専守防衛を基本とする平和主義とは相いれない。
9条を実質的に放棄する政策転換と言っても過言ではない。
首相はさらに、憲法が権力を縛る「立憲主義」を否定する。一国のリーダーが、国の最高法規をないがしろにする異常事態だ。
憲法の危機であり、アジア諸国との関係においても深刻な緊張を生むことになろう。
国民が敗戦から立ち上がり今日の社会を築く過程で、憲法は道しるべの役割を果たしてきた。
この意義を再確認しながら、次の世代へと間違いなく引き継がなければならない。
■「9条」空文化に狙い
わが国が攻撃を受けていないのに、反撃行動に出る集団的自衛権の行使は憲法上、認められない。
首相はこの憲法解釈を変え、集団的自衛権が行使できるようにしたい意向だ。
中国が軍事力を増強し、沖縄県尖閣諸島の領有権を主張していることや、北朝鮮の核・ミサイル開発が念頭にある。
だがそうなれば、自衛隊のあり方は一変する。専守防衛の組織から、海外での武力行使が可能な「米国の同盟軍」になるからだ。
侵略戦争の反省の上に制定された憲法9条はその意味を失う。
批判を受け、適用を一定の範囲にとどめる「限定容認」に傾いているが、歯止めにはなり得ない。首相は、先の日米首脳会談で
オバマ米大統領の支持を得たとして強引に突き進む考えだ。
わが国は世界の国々との絆を強めたいと願い、問題が起きても軍事力による解決を避けてきた。
しかし9条の枠組みを踏み越えた日本について、戦時中に被害を受けた周辺国はこれまで通り「平和国家」として見るだろうか。
70年近い戦後の歩みを変える危うさは歴然としている。
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